エンジニアの地獄「保守ばかり」から抜け出す方法!

エンジニア

お疲れ様です。

日々、保守業務に追われ、同じルーティンに閉じ込められていることで、成長や新たなチャレンジを感じられない、というのが実情ではないでしょうか?

この記事では、そんな「保守ばかり」の地獄から抜け出す方法を解説します。保守業務のストレスや閉塞感から解放され、自己成長やキャリアの可能性を広げるための具体的な手法やアドバイスを紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

  1. 1. 保守業務の実態とは?
    1. 運用業務やシステム監視、保守業務とは?
      1. 運用業務(運用SE)
      2. システム監視
      3. 保守業務
    2. 保守業務の種類
      1. 定期保守
      2. 随時保守
  2. 保守エンジニアの苦悩とは?
    1. 長時間勤務やルーティンワークによるストレス
    2. 閉鎖的な環境での仕事からくる閉塞感
    3. 成長や将来性を感じられない不安
  3. 保守系エンジニアから逃れること・スキルアップの難しさ
    1. 保守業務から逃れること・スキルアップが難しい理由
      1. 新しい技術に触れる機会が少ない
      2. 問題解決の範囲が限定されている
      3. 自己研鑽の時間が確保しづらく、転職もしづらい
  4. 保守系エンジニアを生かしたステップアップの道筋を考える
    1. インフラエンジニアへのステップアップを考える
    2. スタートアップ企業で副業等で開発経験を積む
    3. ITコンサル企業での上流経験を積む
  5. 具体的に保守エンジニアから抜け出す方法
    1. スキルアップし、インフラエンジニア等の業務をやらせてもらう。
    2. 転職
      1. 資格取得や転職を視野に入れる重要性
        1. 資格取得の重要性
        2. 転職の重要性
  6. 6. コーディングスキルの向上を目指すなら
    1. 1. 目標設定の重要性
    2. 2. 定期的な練習とプロジェクトの実践
    3. 3. コードレビューとフィードバックの活用
    4. 4. 効率的な学習ツールとリソースの活用
    5. 5. アルゴリズムとデータ構造の理解
    6. 6. デバッグ技術の習得
    7. 7. 継続的な学習と新技術のキャッチアップ
  7. コーディング技術をアピールし、スキルアップを図る
    1. コーディング技術をアピールする方法
      1. ポートフォリオを作成する
      2. オープンソースプロジェクトに参加する
      3. 技術ブログやSNSで情報発信する
      4. 書籍やWebサイトで学習する
      5. 研修に参加する
      6. 技術イベントに参加する
  8. まとめ

1. 保守業務の実態とは?

システム開発後の運用・保守は、システムの安定稼働と円滑な利用のために不可欠な業務です。しかし、多くのエンジニアにとって、保守業務は「単調」「つまらない」「スキルアップにならない」というイメージがあり、「地獄」と呼ばれることもあります。

運用業務やシステム監視、保守業務とは?

保守業務は、大きく分けて以下の3つのカテゴリに分類されます。

運用業務(運用SE)

システムの運用・監視、障害対応、ユーザーサポートなどを担当します。具体的には、以下のような業務を行います。

  • システム稼働状況の監視
  • 障害発生時の対応
  • 定期メンテナンス
  • ユーザーからの問い合わせ対応
  • システム改善

運用SEは、幅広い知識と技術を持ち、システムを安定稼働させるために日々奮闘しています。

システム監視

システムの稼働状況を24時間365日監視し、異常発生時に迅速に対応します。具体的には、以下のような業務を行います。

  • システム稼働状況の監視
  • ログ分析
  • 異常検知
  • 障害対応

システム監視は、システムトラブルを未然に防ぎ、迅速な復旧を実現するために重要な役割を担っています。

保守業務

システムの機能追加、修正、バグ対応などを担当します。具体的には、以下のような業務を行います。

  • 機能追加
  • 修正
  • バグ対応
  • パフォーマンス改善

保守業務は、システムを常に最新の状態に保ち、ユーザーのニーズに対応するために必要です。

保守業務の種類

保守業務は、大きく分けて「定期保守」と「随時保守」の2種類があります。

定期保守

定期的に実施する保守業務です。具体的には、以下のような内容があります。

システム動作確認
データバックアップ
セキュリティ対策
システム更新

定期保守は、システムの安定稼働を維持するために必要です。

随時保守

必要に応じて実施する保守業務です。具体的には、以下のような内容があります。

  • 障害対応
  • 機能追加
  • 修正
  • バグ対応

随時保守は、システムトラブル発生時やユーザーからの要望に応じて実施されます。

保守エンジニアの苦悩とは?

長時間勤務やルーティンワークによるストレス

保守エンジニアが抱える主な苦悩の一つは、長時間の勤務とルーティンワークによるストレスです。日々同じ作業を繰り返すことで、モチベーションが低下し、身体的・精神的な負荷が増大します。

また、新しい技術やアイデアを導入する機会が限られているため、自己成長やキャリアの発展を感じにくい状況にも直面します。これにより、仕事へのモチベーションが低下し、ストレスや不満が蓄積されることがあります。

閉鎖的な環境での仕事からくる閉塞感

保守エンジニアが抱える苦悩の一つに、閉鎖的な環境での仕事からくる閉塞感があります。

新しいアイデアや技術の導入が少ない環境では、仕事に対するモチベーションが低下しやすく、将来への展望が限られると感じることがあります。

また、同じプロジェクトやシステムに長期間携わることで、仕事のマンネリ感やモノトーンな日々に疲れを感じることもあります。これにより、成長や新しいチャレンジの機会が少なくなり、仕事へのモチベーションが低下する傾向があります。

成長や将来性を感じられない不安

保守エンジニアが抱える苦悩の一つは、成長や将来性を感じられない不安です。

定型的な作業や既存システムの保守に従事することで、新しいスキルや知識を身につける機会が限られ、自己成長の機会を見出しにくい状況が生じます。

その結果、キャリアの将来に対する不安やモチベーションの低下を感じることがあります。成長や挑戦の機会を求めるエンジニアにとって、保守作業のみに従事することは、将来への不安を増大させる要因となります。

保守系エンジニアから逃れること・スキルアップの難しさ

多くのエンジニアにとって、保守業務は単調でつまらないというイメージがあり、「地獄」と呼ばれることもあります。さらに、保守業務でのスキルアップは難しいと感じているエンジニアも多いのではないでしょうか。

保守業務から逃れること・スキルアップが難しい理由

新しい技術に触れる機会が少ない

保守業務では、主に既存のシステムの運用・保守を行うため、新しい技術に触れる機会が少ない場合があります。

問題解決の範囲が限定されている

保守業務では、発生した問題に対して原因を調査し、解決する必要があります。しかし、問題解決の範囲が限定されているため、幅広いスキルを身につけることが難しい場合があります。

自己研鑽の時間が確保しづらく、転職もしづらい

保守業務は、突発的な対応が発生することが多いため、自己研鑽のための時間が確保しにくい場合があります。

保守系エンジニアを生かしたステップアップの道筋を考える

インフラエンジニアへのステップアップを考える

保守業務から抜け出す方法の一つとして、インフラエンジニアへのステップアップがあります。インフラエンジニアは、システムの基盤となるネットワークやサーバー、ストレージなどを構築・運用するエンジニアです。
保守業務で培ったシステムに関する知識やトラブル対応スキルは、インフラエンジニアの仕事にも活かすことができます。また、インフラエンジニアは、企業にとってなくてはならない存在であり、需要が高く、安定した職業です。

スタートアップ企業で副業等で開発経験を積む

保守業務から脱却し、コーディングスキルを向上させるためには、スタートアップ企業で経験を積むという方法もあります。スタートアップ企業の場合、人手不足なので幅広い業務+貴重な開発経験を積める可能性が高まります。

ITコンサル企業での上流経験を積む

ITコンサル企業に転職することで、保守運用の知識を活かしつつ、上流の要件定義、設計等に携わる機会を増やすことができるので、一つの有効なステップアップの方法です。

 

具体的に保守エンジニアから抜け出す方法

保守系エンジニアから脱却するには、以下の方法があります。

スキルアップし、インフラエンジニア等の業務をやらせてもらう。

インフラエンジニアに必要なスキルを身につける必要があります。具体的には、以下のようなスキルが必要です。

  • ネットワークの知識
  • サーバーの知識
  • ストレージの知識
  • セキュリティの知識
  • トラブル対応スキル

これらのスキルは、書籍やWebサイトで学習したり、研修に参加したりすることで身につけることができます。

なおおすすめの資格として代表的な資格としては、以下のようなものがあります。

  • LinuC-LPI: Linux技術者認定試験
  • CCNA: Cisco Certified Network Associate
  • SC: System Administrator Certification

 

転職

インフラエンジニアを募集している企業に転職する方法もあります。転職活動では、自身のスキルや経験をアピールすることが重要です。

資格取得や転職を視野に入れる重要性

保守業務から抜け出すためには、スキルアップ、資格取得、転職など、様々な方法があります。これらの方法を組み合わせることで、より効果的にステップアップすることができます。

資格取得の重要性

資格取得は、自身のスキルを証明するものであり、転職活動で有利になります。また、資格取得することで、自信をつけることもできます。

転職の重要性

転職は、新しい環境で新しいスキルを学ぶことができるチャンスです。また、転職することで、待遇アップにつながることもあります。

 

6. コーディングスキルの向上を目指すなら

1. 目標設定の重要性

  • 内容: コーディングスキルを向上させるためには、具体的な目標を設定することが重要です。短期的な目標(特定の言語を習得する、特定の課題を解決するなど)と長期的な目標(ソフトウェア開発者としてのキャリアを進めるなど)を明確にすることで、効果的な学習計画を立てることができます。

2. 定期的な練習とプロジェクトの実践

  • 内容: 実際に手を動かしてコードを書くことが、スキル向上の鍵です。日常的にコーディング問題を解くプラットフォーム(LeetCode、HackerRankなど)を活用し、自身のプロジェクトを作成することで実践的な経験を積むことが大切です​

3. コードレビューとフィードバックの活用

  • 内容: 他の開発者に自分のコードをレビューしてもらい、フィードバックを受けることはスキル向上に役立ちます。GitHubなどのプラットフォームでオープンソースプロジェクトに貢献することや、オンラインコミュニティでコードを共有することも有効です

4. 効率的な学習ツールとリソースの活用

  • 内容: オンラインの学習プラットフォーム(Udemy、Codecademy、Courseraなど)や書籍、ドキュメントを活用し、効率的に学習を進めましょう。また、公式ドキュメントやコミュニティフォーラムでの質問も有効です。

5. アルゴリズムとデータ構造の理解

  • 内容: 効果的なコーディングのためには、アルゴリズムとデータ構造の理解が不可欠です。時間計算量や空間計算量を理解し、適切なソリューションを選択できるようにするための基礎を固めることが重要です​

6. デバッグ技術の習得

  • 内容: コーディング中にエラーやバグが発生することは避けられません。適切なデバッグ技術を身につけ、効率的に問題を解決する方法を学ぶことが必要です。ログの活用、ステップ実行、テスト駆動開発(TDD)の導入も効果的です​

7. 継続的な学習と新技術のキャッチアップ

  • 内容: IT業界は常に進化しているため、継続的に新しい技術やツールを学ぶことが重要です。定期的にブログや技術記事を読んだり、セミナーやワークショップに参加して最新情報をキャッチアップしましょう。

コーディング技術をアピールし、スキルアップを図る

コーディングスキルを向上させるためには、積極的にスキルをアピールし、新しい技術を学ぶことが重要です。

コーディング技術をアピールする方法

ポートフォリオを作成する

自分が開発した作品をまとめたポートフォリオを作成することで、自身のスキルをアピールすることができます。

オープンソースプロジェクトに参加する

オープンソースプロジェクトに参加することで、他のエンジニアと協力しながら開発を行うことができ、スキルアップにつながります。

技術ブログやSNSで情報発信する

技術ブログやSNSで情報発信することで、自身のスキルをアピールすることができます。

書籍やWebサイトで学習する

書籍やWebサイトで最新技術に関する情報を収集しましょう。

研修に参加する

最新技術に関する研修に参加することで、効率的にスキルを身につけることができます。

技術イベントに参加する

技術イベントに参加することで、他のエンジニアと交流し、最新技術に関する情報を収集することができます。

まとめ

保守業務ばかりでスキルアップできないと感じているエンジニアにとって、以下について紹介しました。

  • 保守業務から抜け出すための方法
  • スキルアップの道筋
  • チーム構成の重要性
  • スキルアップの難しさ
  • コーディングスキルの向上

各章では、具体的な方法やヒントを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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