同じことを続けていても、なぜか凄まじく成果が出せる人、出せない人
同じことを勉強していても、なぜか理解度が非常に高い人
人は同じ時間を生きているのにも関わらず、成長速度や適応度になぜか明らかに違いがあります。
自分も成長が遅い方だったので、今回は成長速度が早い人の特徴について紹介します。
この記事を読むことで大きく成長速度が高まる、アウトプットの質も大きく向上するのでぜひ参考にしてみてください。
成長とは?何か
よく成長したいというのは世間一般で言われていますが、そもそも成長の定義とは何なのでしょうか?
内面の成長、できないことができるようになった成長等様々なものが考えられますが、今回は仕事や恋愛に生かすという観点で、アウトプットとしての成長と考えます。
そこで今回はそのアウトプットの成長とは何か考えています。自分自身様々な成長速度が高い人を見てきた中でアウトプットの成長とは何かと考えた時に以下のような式が成り立つと思います。
受け取る情報量✖️その人の受け取るフィルター・観点✖️行動量=アウトプットの成長
正直いまいちわからないと思いますが、いくつか紹介します。
受け取る情報量
成長速度が早い人の特徴として、受け取る情報量が膨大だということです。
よく1を聞いて10を知る人がいますが、同じような時間や状況を過ごしても
受け取る情報量が膨大な人は成長速度が非常に早いと感じています。
例えば道で歩いているとき、1を聞いて10を知る人と、一般の人はどのような見え方をしているのでしょうか?どのようなものの見え方をしているのでしょうか?
一般の人は以下のような特徴があります。
・歩くために、車の有無、人の有無等無意識に過ごしている。
1を聞いて10を知る人は一方で以下のような特徴があります。
・道の道路・標識、車、他の人の服装、持ち物、道の小石、草等それぞれどのような特徴があるのか見て、意識的に見て過ごしている。また目に映るものだけでなく、その裏の背景や目的等も意識して理解している
つまりシンプルに同じ道を歩いているだけにも関わらず、受け取る情報量が10倍、100倍近く変わっています。
同じことをしていても、受け取る情報量が同じ時間で日々受け取るインプット量があまりにも変わるので、全く同じ時間を過ごしていても成長速度が10倍、100倍近く変わってきてしまいます。
だからこそ、成長速度に大きな差がつくのだと思います。
では受け取る情報量・インプットを増やすには何を行えば良いのでしょうか?
結論から言うと常に全ての物事を細分化してみることを意識することです。
毎日のように歩いているような風景でも、全てを細分化してみることによって
新たな店の存在、看板、人の服装、持ち物等全く気づいていなかったものが見えるようになり、
仕事上でも受け取る情報、インプット情報を10倍、100倍にすることができます。
その人の受け取るフィルター・観点
受け取る情報がいくら多かったとしても、本質的にその成果を0.1倍、0.01倍にしてしまう要素があります。
それはその人が受け取るフィルター・観点の存在です。
例えばカレーを作るときに成長速度が早い人と普通の人はどのような違い・何を重要なポイントとみなすのでしょうか?
普通の人は以下のように捉えます。
- カレーの味を意識する必要がある
- カレーの見た目を意識する必要がある
成長が早い人は以下のように捉えます。
- カレーの見た目を意識して作る必要がある
- カレーの味を意識して作る必要がある
- 健康にいい素材を使ってカレーを作る必要がある
- カレーを食べてもらう人のアレルギーを考慮したカレーを作る必要がある
- カレーを盛り付ける際の皿で、食べやすい、こぼしにくい、運びやすい皿を選ぶ必要がある
- カレーがより美味しそうに見せるためにライトを照らす必要がある
- イスラム教など豚肉が食べれない人等宗教面で配慮したカレーを作る必要がある
つまり成長が早い人、アウトプットのクオリティが高い人の特徴は
一つの情報に対して意識されている観点・フィルターが多い特徴があります。
そのため、一つの情報を受け取った際に様々な観点で物事を見ることができ、
受け取る情報が10倍、100倍と変わってきます。
そして、さらにアウトプットの際にも様々な観点で物事を見ることができるので
成果が10倍、100倍と変わってきます。
ですので自分自身が偏った観点で事象や物事を見ていないか、また別の視点で事象や物事を見ていないか常に意識する必要があります。
所謂マイナス思考の人は物事のマイナスの側面しか見えていないのでマイナス思考となりポジティブ思考の人は物事のポジティブな側面しか見えていない可能性も存在します。
ですので、常に自分の観点が偏っていないか、マイナス、ポジティブの側面を見た上で、ポジティブな解釈をすることが非常に大切です。
その人の受け取るフィルター・観点を増やす、追加するには
ではその人の受け取るフィルター・観点をさらに追加するにはどのようにすれば良いでしょうか?
それは以下の2つです。
・他人の指摘事項を素直に受け取る
・本を大量に読む
一つずつ紹介していきます。
他人の指摘事項を素直に受け取る
人にはそれぞれ無意識の思考の系統があります。
例えば絶対にミスをしたくないので、様々なリスクを過度に考える人たち
物事を効率的に進めるため、無駄な内容を削除したいと考える人
それぞれ生まれ育ってきた環境や、経験によって、人には無意識に思考の観点や系統があります。
そのため、細かいタスクや電話をかけると言うタスクでも意識している観点は大きく異なります。
なので、レビューや確認をしてしまって指摘されていると言うのは、自分に欠けている観点・視点があるので、アウトプットを成長・進化させるチャンスです。
ただ注意したいのが、そう言った指摘の言語化が苦手で、感覚的に行っている人がいます。
そう言った人は無意識的に行なっているので、言語化を行うことができません。
よく徹底的に真似をしろと言われているのは、そう言った無意識や非言語的なところも踏まえてアウトプットすることによって、自分自身のアウトプットとの差異を見つけやすくするためです。
また注意したいのが、具体的な指摘事項を大量に指摘してくれる人もいますが、
実はその裏には無意識的にその人が意識している観点、目的があります。
そう言った観点は抽象化しないと見えてこないので、具体的な指示の裏側にある背景や意図、
目的を理解し、他の行動にも反映していくことが大切です。
そして世間の人がコンサルを雇うのはそう言った自身に欠けている観点を指摘してもらうことに価値があると言えます。
本を大量に読む
年収層が高い人ほど本を読む傾向が高まりますが、これはなぜなのでしょうか?
それはアウトプットに反映させる意図や目的、また一つの事象に対して得ることができる観点・視野を増やすことができ、成長速度、アウトプットのクオリティ両面に良い作用を与えるからです。
例えば先ほどのカレーの例を挙げると
カレーを作るとき以下の観点を発見するためにどのようなアクションを行えばよいでしょうか?
- イスラム教など豚肉が食べれない人等宗教面で配慮したカレーを作る必要がある
・人に聞く
・ネットで情報を得る等
様々な方法がありますが、その中でも有効なのは本を読むことです。
本には著者をしっかり選ぶことで、その第一人者等、その分野の専門家の知恵を読むだけで得ることができ
イスラム教で豚肉が食べれないと言っても、実は食べる人もいる
その違いとは
などなどの背景知識も知ることができるので、
場面場面で観点が追加するべきか追加するべきでないか、背景知識も知ることができるので
非常に有効です。
行動量
最後の要素として行動量です。つまり同じ行動をしていても行動量によって大きな差異が出てきます。
営業で毎回トップの成績を取っているのは、常にアポを組む量が異常に多いのかもしれません。
エンジニアで常に質の良いシステムを作るために、土日等もシステムをアウトプットし、練習している可能性があります。
またそれだけでなくアウトプットを出す際に以下の観点でチェックリストを作成している可能性もあります。
自分は2、3項目しかチェックしていないのに
他の人は20、30項目チェックしてから仕事が完了したと考える。
つまり行動量は、これまでの受け取った情報量、受け取った観点・フィルターを実際にアウトプットに反映する際に重要になります。
またこの行動量が低いと、全く成果が出ないです。
どんなに高学歴等で頭が良い人でも、実際に目標に対しての行動量が0だと、アウトプットが0なので、
全く評価されません。
それよりもアウトプットが100、1000と行動できる人のほうが成果が出やすい傾向があります。
そのため可能な限り行動することが非常に重要となります。
では行動量を増やすために何を行うべきなのでしょうか?
結論から言うと、全ての行動で限界まで挑戦することを楽しむです。
いつも歩いている道をもっと早くいく方法はないか
1時間で資料1枚しか作れないけど、2枚作れないだろうか
等日常のあらゆるところでゲームのように楽しみながら限界に挑戦していくことによって
アウトプット量や質、基準も自然と引き上がっていきます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は成長が早い人の特徴・適応度が高い人の特徴についてまとめました。
世間一般には語られていませんが、以下のような式が成り立ちます。
受け取る情報量✖️その人の受け取るフィルター・観点✖️行動量=アウトプットの成長
高学歴等が仕事等でも有利なケースがあるのは、受け取る情報量、その人の受け取るフィルター・勉強という行動量が保証されているケースが多いからということです。
逆に高学歴でも行動量が他の人と比べて著しく低いケースやその人の受け取るフィルターや観点が足りないケースでは仕事が上手くいかなかったりするとも言えます。
つまり結論、どんな人でも上記の3つのポイントを意識すれば、とてつもなく成長ができる、
成果がでることが考えられるということです。
今、なかなか成果が出ないと困っている人はぜひ上記の式を意識して見たらいかがでしょうか?
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